福岡市ホテル動向等〔Ⅰ-④〕
最後に、ホテルズドットコムによるH28年の国内主要都市の宿泊料金調査によれば、福岡市の日本人旅行者による平均宿泊料金は対前年比+8.2%の11,890円で、価格では国内10都市地域のうち6位(前年は9都市地域で7位)、上昇率は同1位となっています。また、福岡市の訪日外国人による平均宿泊料金は対前年比+9.7%の12,249円で、価格では同8位、上昇率は同1位となっています。ホテルズドットコムは、特に福岡市の上昇率が高かった要因として、福岡韓国間で新たにLCC便が就航したほか、福岡香港便の増便等により、アジアからの旅行客を惹きつけたとみています。
このような宿泊動向等とも相俟って、ホテルは新たな投資対象として注目を集めており、福岡市においても大型取引が相次ぎ、市場の牽引役となっています。近年におけるホテル関連の主な取引としては以下のようなものがありますが、ホテル用地取得事例としては、博多駅界隈が特に目につきます。これは、ホテルとしての収益性に、博多駅界隈と天神界隈とで大きな差異が無いなか、土地代を含む初期投資額でみれば博多駅界隈の方が安価に済み、従って、博多駅界隈に強い選好性が現れているものと考えています。
今後のホテルの計画、訪日外国人の動向等は、次回以降に触れたいと思います。
このような宿泊動向等とも相俟って、ホテルは新たな投資対象として注目を集めており、福岡市においても大型取引が相次ぎ、市場の牽引役となっています。近年におけるホテル関連の主な取引としては以下のようなものがありますが、ホテル用地取得事例としては、博多駅界隈が特に目につきます。これは、ホテルとしての収益性に、博多駅界隈と天神界隈とで大きな差異が無いなか、土地代を含む初期投資額でみれば博多駅界隈の方が安価に済み、従って、博多駅界隈に強い選好性が現れているものと考えています。
今後のホテルの計画、訪日外国人の動向等は、次回以降に触れたいと思います。